親が高齢になってやる事(不動産)

家の場合、親の財産というものは殆どない。父が生前に自分が先に亡くなってしまった時のため、私たちに分配できるような財産はないけど、母が生活に困らないくらいの蓄えだけはあるからなと「覚書」を残しておいてくれた。

母は父が持ち株を売りに出したり、生命保険を解約したりしていると、文句を言っていたが、それは私たちが困らないように現金化して手続きがすべて簡潔に住むように準備をしていたのだと思う。

父が他界した後、妹も私も父が残した僅かだけれども金融資産は100%母の生活費ということで、なんの問題もなく今に至っている。

余談だが、私たち姉妹は昔から仲がいい姉妹ではなかった。私はどちらかと言えば「遊びグループ」に属していたけれど、妹はオールAの優等生。クラスでも委員長とかに選ばれちゃうタイプ。教科書の入らないペラペラの学生カバンを持ってでかける私。教科書でパンパン、横から見ると台形になってしまっている学生カバンを持ってでかける妹。「私はおねぇちゃんみたいには、絶対になりたくない!」と叫ばれた私、それを止める母。そんな姉妹であった。

それが、今この大切な時になんのもめごとも起こさず、仲良く親の事を考えている。私はなんてラッキーなんだろう!一緒に買い物に行き、ショッピングモールの真ん中で二人で膝からくずれながら大笑いしている姉妹。昔では考えられないことだ。

さて、話を戻して・・・いわゆる金融資産は父が私たちが困らないようにちゃんと手続きをしておいてくれたが・・・問題はマンション。

アメリカのように簡単に行くと思ったら大間違いだった。

私が家の旦那くんと考えたのは、不動産の名義変更(名義を連名にする)または母からの購入。これね、まぁ書類とかそういうのはあるけれど、アメリカでは比較的簡単にできるのよ。母からの購入みたいな場合は、購入額を15万円とか書類上の金額で、不動産の権利を移す。名義変更(連名)も弁護士に書類を作ってもらい、提出するだけで費用もそんなに莫大にはかからない。

日本とアメリカの不動産取引業の資格概要は、ほぼほぼ同じであるが、法的手続きはかなり違うようだった。

とにかくどの手続きをするにも、その専門家(弁護士、司法書士)を通さなければならないし、なんていっても費用がかなりかかる。

前回のブログで、町役場で委任状をつくれなかったと言ったが、高齢者の多い小さな町なので、私たちのようなケースもきっとあるだろうと思って、何かわかれば・・・というくらいの気持ちで、その時に町役場の人に、この不動産の件でどうしたら一番ベストなのか相談してみたところ、本当にここまでしてくれるの!?いいの!?と思うくらいに色々と調べてくれて、近辺の弁護士、司法書士事務所のリストもくれた。役場なので、一つの事務所を斡旋するということはできないが、「知り合いの」ということで弁護士さんにもその場で電話をしてくれて、ざっくりだけど手続きにかかる費用等を聞いてくれた。

手続きの内容は、実際に弁護士・司法書士の事務所で「依頼相談」という形で聞かないとわからないが・・・アメリカみたいに「offer a free initial consultation」みたいな特典はない(苦笑)。何をやるにもお金がかかるようだ。更に不動産となると、その物件の価値の何パーセントが手数料に組み込まれるという。

この点はまだまだリサーチをして、しっかりと情報を得てからとりかかることにしよう!

そういえば、母のマンションっていくら位の値打ちがあるのかなぁ?

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

親が高齢になってやる事(不動産)」に2件のコメントがあります

  1. お疲れ様でございます。有益な情報ありがとうございます😊 妹さんとの関係もうちと似ていて苦笑😅 私の場合は 妹から 私が更生したから、 みたいな事を言われました😅
    ハイ。尖ってた時代もあるのですが いまやマイルドなシニアですし😅
    姉妹がほどほど仲良いって 幸せな事ですよね🩷

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    1. 拙いblogを読んで下さってありがとうございます。
      まだまだわからないことが一杯のこれからですが、(相続や税金、不動産の売却等)だれかのお役にたてることがあるかも…とこれからも綴っていきます。

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