アメリカの変わってほしい習慣ー「Tip」

車の中で旦那君と盛り上がった、なんで「Tip」をあげなきゃならないの件。旦那と盛り上がるくらいなので「長い」ブログです。

気持ちの良いサービスを受けた時に「素晴らしいサービスをありがとう!」という意味でTipをあげるのかな?と思っていたら、そうではない説をみつけた。

賃金が安いのを、Tipで補うから、Tipはあげるものである。みたいな説だ。

私はここで「ちょっと待った!」をかけたい。

他の国の習慣だし、経済的な事、最低賃金の事、と色々と論議を引き出してしまうようなこのSubjectだが、ここでは単に「私の独り言」に過ぎないので、(あ~そういう風に思っている人もいるのね)くらいに聞き流してもらいたい。

多分・・・多分・・・これは100%私の想像だが、昔の(といってもどれくらい昔だかわからないが)アメリカではサービスを提供する人とサービスを受ける人の経済的な力加減の差が大分あったのだと思う。まぁ今の社会でも経済的な力加減の差はある。低収入の人の生活苦は今でも大きな問題であるが、この問題は深すぎるので、今回はわざと避けて触れないでおく。

Tipの習慣のあるアメリカで、例えばものすごく気分の良くなるような対応をしてくれたウェイトレス・ウェイターには、気持ちよくTipを渡したい。そういう気持ちが自然に沸く。

ホテルで重いスーツケースを部屋まで運んでくれて、ドアも開けてくれて、部屋の説明もしてくれて、「ゆっくりお休みください」なんて言われちゃったら、やっぱりTipを渡したくなる。

私は「気持ちの良いサービスを受けた時」にTipをあげたい派である。超気持ちの良いサービスを受けた時には、もれなくTipをはずんじゃう派なのだ。そして何かをお願いしたときにもやはりTipは渡したくなる。

レストランで不快な思いをさせられた場合でも、余程の事がないかぎりは、最低でも数ドルはTipを合計額に乗せる。レストランに食べに行くっていう事は、誰かが作ってくれているわけだ。メニューに書かれている値段はその作った物の値段で、テーブルについて座っているだけで、その料理を運んできてくれる人がいる。その運んでくれる人にTipはあげようと思う。

これは家ではないことである。だからそういった意味で外食をするときは、「Tip」は払う物という考えで食べにでる。

というか本当は、もうメニューのかかれた値段に、まぁ人件費等はちゃんと出るように考慮されて設定されているのだろうけど、サービス料も考慮して値段設定して「うちの店はTipなしでどうぞ!」みたいにしてくれたらいいのになぁと思う。それでも良いサービスをしてくれたからお客さんがTipを渡すみたいになると、ウェイトレス・ウェイターさん達も「良いサービスをすれば、それがTipとなって還元される!」となり、良い循環が生まれるのではないのだろうか?なんて考えちゃったりもする。

大分昔の事になるが、旦那君と義理の母と3人でレストランで食事をしていると、私の食べ物に「髪の毛」が入っていた事件があった。

最悪にも、お皿の上で気が付いたのではなく、私は食べてしまってから「ん?」と口の中の入った「異物」ズルズルとひっぱりだしたら、ナント!金髪の長い髪の毛だったのだ。ウェ~、なんだか知らないけれど急に吐きそうになる。加熱されているとはいえ、誰かの髪の毛を食べてしまったわけで、気持ちが悪い。もう食事どころではない、ただただ気持ちが悪い。

私たちのテーブルを担当したウェイターはスキンヘッドである。なので彼の物ではない事は一目瞭然んだ。

私は短気なので、もう取り乱すくらい逆上してしまっている。料理に髪の毛なんてご法度ものでしょ?じゃない?だよね?

スキンヘッドのウェイター君をよんで、髪の毛が入っていて、食べてしまって気持ち悪いし、そんな料理にお金は出せませんと言った。すると彼が悪いのではないが、一生懸命に謝ってくれて、マネージャーを呼んできますからと奥に戻った。

そして女性マネージャーが来た。それも笑み満面で・・・最初の一言「How are you guys doing?」

その一言で私は切れた!いやいやスキンヘッドの彼から聞いているはずでしょ?私は知らない人の髪の毛を口にしてしまい、超不快なのよ、もうね、冗談も言えないくらい不快なのよ。その入り方違うだろう?もっと深刻に謝罪モードで来いよ!

私は頼んだ料理のすべての金額を支払う事を拒否すると伝え、伝票は$0で来た。

でもなんの罪もないスキンヘッドのウェイター君には支払うであろう金額に相当したTipをつけた。だって彼は一生懸命に私たちに謝って、上の人に取り次いでくれたんだもん。

という訳で、私の中にはちょっとした「Tip」の基準みたいなものがある。

しかし最近は「サービス」を受けた覚えがない?のにお会計の電子パッドにTip15% 18% 20% Otherと表示がでる。

例えばコーヒーショップがそうだ。そこはコーヒーしか売っていないわけだ。まぁクッキーとかドーナッツとかもあることはあるが、コーヒーショップである。そしてコーヒーを作って出すのが専門な店である。お客さんは自分の名前を呼ばれると、カウンターに行き、紙コップに入ったコーヒーを受け取る。それが商売。作ってくれた人・・・ではなくコーヒーを作って出すのが商売。そしてその代金を支払う。どこにTipをつけなきゃいけない「もっとも」な理由があるのか?

冒頭に触れたように、彼らの賃金が安いからTipで補うというのは、わかるようで、わからない。最低賃金が保証されている今の時代・・・とくに個人が経営する小さなカフェスタンド・・・オーナーがバリスタ・・・

チップ収入が入ることを前提としているのであろうか?

こうやってつぶやいていると、きっと「低収入の人達の暮らしを理解していない」「小さい個人でやっているBusiness がどんなに大変なのか理解していない」と思われる人が出てくると思うが、私が感じているのは、見るからに「ん?なんで?」と思われる状況の時の事である。

更に疑問に思ってしまうのが、ヘアーサロン。

カット代、パーマ代、セット代、ヘッドスパ代はそのヘアースタイルストさんのサービスと技術にお金を払っているのに更にTip!?そしてヘアーサロンのTipはMustに近い。更に・・・15%18%20% Otherと表示されちゃうと、なんだか10%の金額が付けづらいし、15%も3つの中で一番低い値だから・・・見栄?で18%、20%を付けてしまう。

アメリカのヘアーカットはそんなに安くない。平均で日本円にしたら5,000円から8,000円はする。日本もその位だよというかもしれないが、これにTipと税金がつく。ヘアカットが5,000円だとしても20%のチップをつけると消費税入れて6,500円位になってしまう。パーマなんぞかけた時には軽く30,000円は飛んで行ってしまう。

ヘアスタイリストさんにしたら、場所代や色々なコストを考慮の上、値段設定をしていて、実際の純利益は微々たるものなのかもしれないが、売り物が技術とサービスなわけで、それにお支払いしている上で更にサービスにTip?

Tipを付けると思いのほか、高くついてしまうものに「マッサージ」もある。丹念に、気持ちよく体をほぐしてくれる。もう天にも昇るようなくらいにリラックスさせてくれる・・・がお会計の時にズンと現実に引き戻される。マッサージもよくよく考えると、マッサージがメインというBusiness で、そのお値段は技術料、マッサージのサーピス料、そして経営を賄うコストで設定されているのであろうと思われる。が・・・Tip!?

私はけして「ケチ」な方ではないと思う。お金に関しては、無いくせに太っ腹ぶっちゃう癖もある(笑) そしてTipもちゃんと付ける。でも実はいっぱい疑問だらけなのである。

UberやTaxiもよくよく考えると府に落ちない。人を運ぶというサービスがメインのBusiness なわけなんじゃないか?でも降りるときにTip!?

レストランでお持ち帰りのオーダーをして、取りに行く。レストランは料理を出すのがメインのBusiness だ。でもお持ち帰りのオーダーをして(電話やOnlineでね)、配達してもらうのはなく、自らPickupするのだ。オーダーをPickupしに行った自分にTipをあげたいくらいだ(笑)

商品をコストで売っているならわかる。100円で仕入れたものを100円で売る。Tipが収入源だ。100円で仕入れた材料に光熱費や人件費、そしてもろもろの費用を考慮して、さらに純利益が出るように設定された値段なのではないのか?そういう値段設定はしていないのであろうか?そうしてもらいたい。Tipを付けなくてもいい値段設定にしてもらいたい。

これは友達から聞いた話だが、サンフランシスコに友達が遊びに行った時にチャイナタウンで食事をしたが、サービスが悪かったからTipを置かないで店を出たそうだ。そうしたら女店主が追いかけてきてTipを置いて行け!と怒鳴ってきたそうだ。

先日Baskin-Robbinsに行ってきた、日本でいうB-Rサーティワンアイスクリームである。レジには最近よくみるiPadのクレジットカードの清算機が置いてある。(あ~これね、またTipの選択肢が出てくるやつ・・・)と思いきや、お店のお兄さんがすっとレシートをくれるではないか!? えっ?Tipなし? 

旦那君とレシートをじっと見て・・・Tipなし?サイコーじゃん!!!って。なんだか得した気分になった。

Tipの習慣がない国の人間だからなのであろうか?アメリカで30年以上生活しているが、未だにこのTipという習慣は本当にメンドクサイ。

そしてクレジットカードで支払うときのiPadや清算機にでてくるTipのOptionsは、Tipをつけないといけないのか?つけないと「ケチ」な客と思われるかもしれない・・・ともう二度と来ることがないかもしれない店なのに、なぜか心理的にプレッシャーをかけてくるのでとても嫌だ(笑)

そうそう、レストランのレシートにはご丁寧に、15%だったらTipはいくら、18%だったらTipはいくら、20%だったらTipはいくらと、Tipの金額まで書かれている。

そんなにTipをつけなきゃいけないみたいな、義務的感をかもし出さないでほしい。

あっそれだけではない、レストランに8人以上で行くと自動的にTipが加算される店も多い。いやいや大勢で行かなくても、レシートをみると、Tipがもう勝手に加算されている店もある。

あ~このTipの習慣・・・なくならないものだろうか?

そして旦那君と決めた!外食はお持ち帰りにしよう!そしてお持ち帰りの時にはTipはつけないぞ!と。

Tipで賃金が安いのを補う説は、わかることはわかる。でもそれだから、ちょっと反強制的に・・・心理作戦を使って(笑)?Tipを受け取るのは当然だと思われてしまうのは、やはり困る。

私としては、気持ちの良い、素晴らしいサービスを受けた時に、気持ちよくTipを渡したい。そして・・・できればTipの習慣がいつの間にか薄れてきてくれる事を願ってしまうのであった。

ちなみに・・・フライトアデンダンスの人にはTipはない(笑) それが仕事だから。ライフガードの人が助けてくれても・・・Tipはない(笑)それが仕事だから。AAA(日本だとJAF)も車が止まっちゃって、来てもらってもTipはない(笑)それが仕事だから。

じゃぁなんで・・・仕事なのに・・・そう思ってしまうのは、やはりTipの習慣のない日本人だから?いやいや旦那君は日本人ではない!

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

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