待ちに待った、耳鼻咽喉科の先生に診察してもらえる日が来た!
とにかく治してもらおう。ポリープも切ってもらえるなら切ってもらおう。なんなら扁桃腺も取ってもらおう。と色々と腹を決めていざ診察。
鼻からカメラを通して喉を診る。すごい、鼻の中がドアップ!ジュラシックパークの恐竜が出てきそうな、鼻毛ジャングルを抜け、喉へカメラが通っていく。
そして・・・「う~ん、大丈夫ですね。」
えっ?何が大丈夫なの?
更に・・・「喉も問題ないから、顎関節症の専門医に診てもらうように、これからナースに紹介状の手配をしてもらうわね。」と。
あれ?ポリープ取らないの?扁桃腺の大きさは気にならないの?耳の下から胸鎖乳突筋が腫れているのは大丈夫なの?じゃぁ何が原因なの?何?何?やっぱり顎なの?私はこのポリープいらないのよ、扁桃腺もこの際だから切り取っちゃっていいよ、その覚悟で来ているのよ。
しかし私の心の叫びと裏腹に、なんだかしらないけれども今度は顎関節症の専門医に会うらしい。
しかしここでまた問題が!この保険会社で持っている医療グループの私の住んでいるエリアには顎関節症の専門医が居ない・・・
そうなると、外部の専門医に紹介状を出してくれる・・・流れとしては、紹介状を受け取ったクリニックから、私に連絡が来て、予約のスケジュールを決めるというものだ。
しかし、2日待っても連絡がこない、それならばこちらから連絡をする。予約が取れた。またもや4週間待ちである。
やっとSeattleの顎の専門医の診察が受けられる日が来た。
だが・・・ここでもまた先生の診断を受けるのではなく、先生補佐の問診だけである。さらに・・・「顎関節症の専門のリハビリを行っている所でリハビリを行ってください。必ず顎関節症のリハビリを行っているかを確認してください。」
オィオィ、なんじゃそれ?それだけ?じゃぁその顎関節症を専門にやっているリハビリはどこに行けばいいのよ?顎の専門クリニックだから知っているはず。しかし教えてくれない。というか教える事が出来ないという。まさかの出来事!?
どうやら紹介状には、何をどうするという指示があり、どこまで治療を保険で支払うかというのが書いてあるらしく、耳鼻咽喉科の先生からの紹介状には治療ではなく、問診とだけあるらしい。更に、この問診だけだと、この顎の専門クリニックからリハビリ施設への紹介状は出せないし、どこのリハビリ施設で顎関節症の専門リハビリをやっているかということすら教える事が出来ないようだ。え~そんなに企業秘密なのかよぉ?
結局、4週間も待って、やっと顎の専門医に辿りはついたが、この顎の専門医(先生の補佐だけどね)からは「アドバイス」をもらっただけだった。
喉のポリープも胸鎖乳突筋が腫れている事も軽視されてしまい、顎関節症から診てもらった方がいいという耳鼻咽喉科の先生のOfficeに、顎関節症のリハビリを専門にしているリハビリ施設へ行けと言われただけでしたと(メールで)報告した。
これってさぁ、たらい回し?私ったら魔のループにはまっている?
数日すると、ナースから連絡が来て、顎関節症を専門としたリハビリの施設やセラピストがみつからなかったが、首のリハビリを専門としたセラピストが見つかったので、そこに紹介状を出しておくとの事。
もうどうでもいい!ここまできたらなんでもかかってこい!
この頃から、パキッパキッの音だけではなく、口が大きく縦に開かなくなってきていた。