今やあまり聞かない「食紅」。紅といえども、色は様々。そう食用色素、着色料のこと。っていうか、やっぱり今はカタカナなのかなぁ?フードカラーとよばれるもの。
日本でももちろん使われているが、昭和の時代とは違い健康、安全性も重視しているし、なんていっても色が優しい。
アメリカに来て「ギョッ!」としたのが、食品に使われている「色」である。特にケーキのアイシングは日本のように、生クリームやクリームチーズや、バタークリームではなく、ジャリジャリとしたまさに砂糖っていう感じのか、ちょっと良いやつ?になるとクリームチーズ系のアイシングなのかなぁ?ネットリとしていて、歯形が残るような感じのやつが多い。それだけではない、「えっこれヤバクない?」思ってしまう「食品」とは思えない色使いである。

自分では買わないようにしているが、会社のイベントや日本人以外の人も来る集まりなどで、このカラフルな「食べ物」に遭遇してしまう確率はかなり高い。そして食べた後には下が紫とか緑とか、口の中での Partyか?というくらい賑やかになってしまう。
先日グルメクッキーの店のクッキーの詰め合わせを旦那くんが買ってきた・・・ゲッゲ!食欲をそそらない、クリスマスカラーのクッキーが・・・

それも、ケーキのアイシングとちがい、焼いてあるので「グルメクッキーの店」と聞いていなければ、とてもじゃないけど手が出ない(苦笑)。ぜんぜん美味しそうじゃないのである。そして食べた途端に、不健康になってしまったような罪悪感が襲ってくる(笑)。じゃぁ食べるなよ、となるのだが、食べ物を無駄にしたくない私は、買ってきた旦那くん本人すら食べないこのクッキーを、任務のように朝のコービーといっしょに食べるのであった。あと4枚ある。頑張ろう・・・
あ~アメリカの強烈な「食紅」30年以上たった今でも、やっぱりギョッ!としてしまうのである。