41年ぶりのセブ島(フィリピンの交通事情?)

セブ島もそうだったが、レイテ島で運転するには、なんていうのか暗黙のルールを知らないと、とてもじゃないけど運転できない。

セブ島のように大きな街に行くと、タクシーやバス、ジーブニーやトライシクル、ババルババルと呼ばれるバイクタクシーがこの暗黙のルールの上で、よく事故を起こさないなぁと思うような運転で、ゴチャゴチャと車線があるようでない道路を走っている。

このバイクタクシー、凄い!普通のモーターサイクルである。それがお客さん2人乗せて3人乗り!?ちゃんと人数分のヘルメットも備え付けてある。

ワンピースを着た綺麗な女性も、慣れたようにガバッとスカートを広げ、またがる。雨でもこのバイクタクシーは運行!お客さんはビニールの雨合羽をすっぽりと来て、「普通」に乗っている。そうそう、この交通手段がここの市民には普通。観光客とかは、Grab(ウーバータクシー)を使うが、バイクタクシーの方が断然安い。

レイテ島にもバイクタクシーが走っているし、市と市をつなぐバスは一日に何便か走っているが、主な交通手段はプットプット(ペディキャブ)である。自転車にサイドカーがついている「人力車」。

アーキムはこれで大学まで通っている。通常でも料金はだいたい距離にもよるが、50ペソ位である。だが学生証があれば学割があるという。雨の日も風の日も、休校にならない限り、アーキムはこのプットプットに乗って通学している。

予定していなかった飛行機でのセブ島入り。今回はじめて通る道、台風でヤシの大きな葉が所々に散乱しているが、ただ車に乗って、ドライブする事が好きな私は、知らない道をドライブ出来たこともラッキーである。

飛行場のあるTaclobanは比較的大きな街らしく、マクドナルドが2店舗ある。その1店舗のマネージャーとして、アーリンは働いている。片道3時間の道のりは車の運転ができないアーリンには無理だし、例え車を運転出来たとしても遠すぎる通勤距離である。

レイテ島でマクドナルドのマネージャーというと、いい仕事である。マニラで何ヶ月かトレーニングを受け、今年オープンしたレイテ島に配属されたという。

現在アーリンはTaclobanに部屋を借りて、休みの日にBayBayに帰ってくるという生活を送っている。その間、娘のエーベリンは自分の家族の元に居るから安心である。

今回はたまたまアーリンが喉のポリープ切除の手術を受け、BayBayの家で静養中だったので、いっしょの時間を過ごす事が出来た。実は最終日まであまり話をしてはいけない期間だったので、アーリンの声がしっかりと聞けたのは、この空港に向かう車の中での会話だけだった。

空港に着いた。Taclobanの空港でもセキュリティは厳しく、航空券を持っていない人はビル内には入れないとのことなので、残念ながら入口でバイバイ。

台風が過ぎ去ったように、あっという間に過ぎ去った4日間だった。感謝しかない。ハートの奥底がなんだかあったかい。

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

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