2025年夏の帰国 在留カードの更新(その5在留カードの受け取り)

朝一番の高速バスに乗って、私は大阪に向かった。2回目となると勝手がわかる。

今回はハガキを持っている人の列に並ぶ。

出来上がったカードを受け取るだけだから、直ぐに終わるのだろうとおもっていたが、またもや「そうは問屋が卸さない大阪出入国在留管理局」(笑)。

私は私が必要とする在留カードの事しかわからないが、待合室にいる500人を軽く超えているだろう外国人は、みんな私と同じ種類の在留カードをもらいに来ているわけではない。それは申請書の種類からでもわかる。そしてその許可書をとりにハガキを持ってきている人が「ハガキを持っている人」の列に並んでいる。

ハガキを提出すると、また受付番号が発行される。えっ?カードもらえるんじゃないの?

とりあえず、音声を消した(字幕入り)NHKの番組が流れているTVの前に席が空いていたのでそこに座る。

やる事がないので、TVを観ていたり、職員さんたちの流れを見ていたり・・・まさかこの前みたいに4時間半とか待つことはないだろうと、高をくくっていたが、結果から言おう。

待ち時間4時間!

まさか!?と思うだろうが、出来上がった在留カードを受け取るだけの事。そう待つこと4時間。

なんでそんな事が起きるのだろう?考えられるのは途切れることのない、申請の数。そういえば、シアトルの領事館でも一日700件位の申請があると言っていた。

しかし・・・しかしだよ、効率が悪すぎるとおもわない?(苦笑)。職員の数は多いとは言えないが、少なくはない。昼だからといって、全員が昼休みを取るわけではなさそうだ、だから常に窓口には人がいる。

ハガキを提出してからの流れを、外から眺めている感じで解析(?)していくと・・・ハガキに書いてある受付番号と同じのクリアファイルを受け付けた人が取りに行く。そしてそのクリアファイルは仕分けされたバスケットのようなものに入れられる。そしてそのバスケットに入れられたクリアファイルを次の手順の担当であろう人が取りに来る。どうやらそこからが時間がかかっているようだ。

在留カードの更新の審査が通った時点で、提出してあるパスポート、そして新しい在留カードは受け取る準備ができているのではないかと思うのだが・・・なぜに4時間?

職員の人は、みんなせっせと働いている。ダラダラとやっている人は少なくても私の目からは見えない。しかしなぜ?

流れ作業にしたのも、多分効率向上のための策なのだろうが・・・いやぁ、効率悪いんじゃないかしらとしか思えない。お国の仕事だから?マニュアル作業が多すぎない?

いやいや文句つけているつもりではないが、「なぜ?」という疑問がぬぐい切れないのよ。だって、私だけじゃないはず、この4時間以上の待ち時間、そしてこの現状は管理局の人も知っているはず。

なぜ?

と今更言ってもなぁ(笑)。

日本では銀行にしろ、役所にしろ、まだまだオンラインで手続きを取るのが難しい。というかオンラインによる個人情報の漏洩が心配されているようだ。確かにこのご時世、オンラインのセキュリティ、安全性は大切な点だし、重視しなければならない事である。

それにしても日本はこんなに携帯でのゲームや漫画、そのほかのアプリが当たり前のように、日常の・・というか生活の一部となっているのに、なんでなんだろう?

今回の在留カードの更新も、まずはインターネットの検索から始めたが、これは私自身の努力が足りなかったのもあるが、必要な情報をしっかりと正しい路線に導いてくれるナビゲーションシステムがないような気がした。私の場合は「在留カードの更新」で検索し、法務省のホームページで情報を得たつもりだったが、結果的に違うタイプの在留カードの更新の情報に辿りついてしまっていた。だいたい私は私が必要とする「在留カード」の事しかしらないし、まさか在留カードが目的によって違うなんて考えてもいなかったことだから。

まぁここでグタグタ言っても仕方がない事なので、在留カードを申請したり、在留カードの期日の更新を申請する人は、まずはオンラインで申請ができるか調べてみるのがいいと思う。今回はオンラインでの申請を試すまでいかながったが、多分一番早く、無駄なく出来るのではないかと思う。マニュアルで申請する場合は、当然な事だが、予め必要な手続き、必要な書類等について調べ、準備し、必要であれば、電話で問い合わせをし、時間に余裕を持って申請の手続きを取る事をお勧めする。

余談になるが、後日、私と同じように在留カードの手続きを行った人の娘さんとお話をする機会があった。彼女がいうには「うちのお父さんは丸々一日待合室で待っていました、4時間半だったらいい方だと思います」って笑って言っていた。

今回発行してもらった在留カードの有効期限は5年である。在留カードの期限は3年と5年があるようで、申請を5年で出した。また5年後に在留カード更新が出来ると良いなぁと思うが、その時は母は95歳になっている。頑張れ母!である。

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

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