大阪出入国在留管理局(以下 管理局)はコスモスクエア駅から徒歩3分の所にある。営業時間は土・日曜日、休日を除き、9時から16時となっている。
日曜日から大阪入りをしていた私は、(明日は9時、いやいや10時頃でいいかな?)なんて、その当日に何が待ち構えているのかもしらず、呑気な事を考えていた。
翌朝、目覚ましアラームより早く起きてしまったので、管理局には9時に着くようにホテルを出た。午後に眉のアートメイクの予約を入れてあるので、早く終わったら大阪でぶらぶらして・・・あっ!お昼は何を食べよう?なんて電車の中で考えていた
管理局には、9時ちょっと前に着いたのだが・・・うわぁ~もう列が出来ている。でもこの列何の列?
入口にいた警備の女性に、在留カードの更新の為にきたのだが、この列に並んだらいいのか聞いてみた。もちろん、心の中ではこの列には並ばなくて良い事を願っていたが、どうやらこの列が受付の列らしい。残念!っていうか、まだ建物の中に入っていないのよ、本当にこの列でいいのだろうか?と不安でいっぱいだったが、仕方がない、列の後ろに並んだ、そしてあっという間に私の後ろにも長い列ができていた。
暑い、まだ6月の初めだというのに暑い。さらに雨が降りそうなどんより空である。
どうやら9時になって、ドアが開いたらしい、列がゆっくりと動きだした。建物の中に入ればひんやりするだろうと思いきや、(えっエアコンついているの?)というくらい建物の中も暑い。そういえば、何かで政府が室内の温度を28度に・・・と書いてあったのを思い出した。
ちょこっちょこっと列が前進していく、動いていいるとはいえ、私はやっと階段にさしかかっただけだ。でもこの時はまだ(書類を提出したら終わりだからなぁ)とくらいしか思っていなかった。
30分位だったかな?思ったより早くに色々な窓口がある2Fに足を入れる事ができた。そこには軽く500人を超える「外国人」が居た。そして圧倒的に多いのは東南アジア系の外国人。
区役所の待合室でも、こんなに人は待っていない。しかも・・・外国人!
うわぁ~っと圧倒されながら、ジワジワと受付のカウンターに近づいていく。あと5人、あと4人、あと3人、あと2人、次だ!
管理局の職員さんはみんなとても丁寧で親切だった。他の外国人にも同じ様に丁寧で親切だったが、まぁ当然と言えば当然なんだけど全部日本語での対応だ。そしてここにいる外国人達も日本語で受け答えをしている。なんだか違和感がある(笑)。
私はガサガサと用意した書類を差し出した。
私を受け付けてくれた人は「永住権の更新ですね」と申請書を見て言った。私は「ん?永住権?在留カードの期日の更新なんですが・・・」と。
すると「あ~申請書の用紙が違いますね」というではないか!ナヌゥ~である。やっちまった!
そこで、どの申請用紙ですか?と聞いてみたが、そこはお役所、受付は必要書類を受け付けるだけ。入口のインフォメーションに行って、聞いてくださいとの事。1時間以上並んでやっとたどり着いた受付で、受け付けてもらえない!?振り出しに戻る?
ダメ元で聞いてみた。「また並びなおさなきゃだめですよねぇ?」と。するとその人は、一瞬ためらった様子を見せたが、「申請書を書き直して、カウンターに来てください」と言ってくれた。「ありがとうございます!!」と、私は入口にあるインフォメーションに行った。
そこで必要な申請書をもらい、HelpDeskに行って、必要な書類の説明を受けた。うわぁ~必要な書類が用意してきたのと違う・・・HelpDeskの人が、今日持ってきていない書類は、後ほど郵送していただければ大丈夫です、と言ってくれたので、申請書を書き直し、予め用意していた申請書に貼り付けてあった写真をそぉっとはがし、書き直した申請書に貼り、受付のカウンターに向かった。
並びなおしをしなくていいと言ってくれたので、本当に助かった!そして受付担当の人に、書類が足りない事を説明したが、どうやら受付の人は「申請書の受付をして、受付番号を発行する」担当らしく、申請の審査結果の通知のハガキに自分の住所を書くようにと渡されたが、足りない書類の送付先などの情報はそこではもらえなかった。
さて、ここまでに所要した時間が2時間。番号札を握りしめ、受付番号が表示されるモニターをじっとみつめる事2時間半。やっと私の番が来た。
私の番号が点灯する窓口に行く。先ほど自分の住所を書いたハガキを渡し、ここで足りない書類の送付先を教えてくれるのかと思いきや、足りない書類については、後ほど連絡が行くというではないか。
な・な・なんと!間に合うか?ぎりぎりでカードをもらう事が出来ても、銀行や役所の手続きがある。私は、在留カードは親の介護と諸々な手続きの為に必要であること、そして7月12日にはアメリカに戻る予定である事をかいつまんで説明した。すると私の申請書類一式が入ったクリアファイル「至急」の紙が貼られた。