サ高住に入居して1ヶ月・・・第2候補のサ高住に空きが出た!

コンクリート張りの超モダンなサ高住に入居した母は、100%満足なわけではないが、スタッフの方々に手厚くお世話をしてもらいそれなりに満足しているようであった。まぁ初めてのサ高住である、比べるものがないわけなので、そういうものかと受け入れるだけなのだが、妹と私が「?」と思った点がいくつか出てきてしまっていた。

母は心臓疾患を患っており、主治医の先生の説明によるとステージ4であるとのこと。水分、塩分はもちろん、体重の減増には注意をはかる事と言われていた。母が入居して、まだ私が面会に行けていた頃に母の足の浮腫みがひどくなっている事に気がついた。館内で出される食事は、すべて館内で調理され、母には減塩(心臓疾患の人の為のメニュー)が提供されている。しかし母によると、スタッフの人に水分を摂取するようにといわれ、毎日お茶の配給があるという。母自身も、一日の水分摂取量はちゃんとわかっている。しかし「毎日お茶が配給されるのよ」という。

また診療所が敷地内にあり、そこの医院長がこのサ高住のオーナーでもあるのに、足が浮腫みでパンパンに腫れあがっているという母の診断に来たのは入居してからかなり経った頃であった。そして診断は「まぁ普通です」ということだったらしい。

更に、母が不安に感じ始めたのは、運動する機会、いやいや歩く機会すらないという。部屋をでると、比較的長い廊下があり、手すりが付いているので、廊下を歩いたらいいんじゃない?といってみたが、スタッフの人にダメですと言われてしまったそうだ。そういえば、私が面会に行くと、スタッフさんに押されて、車いすで母がやって来る。面会もコロナ感染者が出たからなのか、ここのポリシーなのかは確認しなかったが、入口にあるロビーで、母の部屋に上がる事は許可されないのである。色々母に話を聞いてみると、ご飯に行くのも、お風呂に行くのも、係りの人が迎えに来てくれて、車いすで移動するという。

そんな感じだったが、母はこの新しい生活には運動が出来ないという以外には、特に不満があるというわけでもなく、それなりに過ごしているで、とりあえずこんなものなのかなぁと思っていたのだが、妹は「車いすの生活で・・ばばがダメになっちゃうよぉ」と心配していた。そんな矢先、私がアメリカに帰国して数日後、妹からLineがきた。

「お姉ちゃん、○○から電話があって、空きが出たって!」

妹も私も迷うことなく、「移ろう!あそこにいたら、ばばがダメになってしまう」と即決。

そして私は再び日本に向かう事になった。

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

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