ディサービス、高齢者住居への入居の壁(いざ見学に行く)

お久ぶりです!いやいや2月から3月と、帰国をしておりまして、年々普通の生活に戻るのに時間がかかりやっとブログを…

ケアマネージャーさんに、母の高齢者用住居を探すにあたり、妹の住む街の近くが良いか、それとも母のマンションの近くが良いかと聞かれ。妹が近くいれば、それは安心だが、だからといって、会いに行ったり、食事に出たりという回数は、今妹夫婦が母に会いにくる頻度と変わらないだろうということと、今更知らない土地に行くより、母の馴染みのある土地の方がいいだろうということで、母の住むマンションから比較的近いエリアに的をしぼった。

私もそのほうが助かる。帰国した際には、母のマンションに泊まればよいし、毎日車で会いにいける。外出も外泊も問題なくできる。

そしていよいよケアマネージャーさんがピックアップしてくれた「サービス付高齢者向け住宅」(サ高住というらしい)を妹と見学に行く事になった。

実は妹と私は数年前に、妹の住む街の周辺の高齢者住宅を何軒か見学に行った事がある。当時は父も健在で、「いずれ来るであろう日」の為の下調べのつもりだった。

一応事前に、市の包括支援センターへメールで問い合わせをしたり、インターネットで検索していたが、あまり情報を得ることができず、アポも取らず、いきなり訪問してみた。

最初に妹と「あ~そうか」と思ったのが、どこの施設(施設っていうのもなんだが・・・)も自動ドアが開かない事であった。徘徊や勝手に外に出てしまうのを防止するために自動ドアが自動ではないのである、納得。

入居者さんの様子を見てみると・・・なんとなく複雑。自分の親がこういうところで生活するという「絵」が浮かんでこない。妹も、高齢者施設に入居する人は、本当に自分では生活のできない人だから、うちのじじとばばは、まだまだだから大丈夫だよといっていた。

まぁこの時の見学は、妹も私も「どんな感じなのかしら?」位で、そんなに切羽詰まった状態ではなかったので、さらりと見て回っただけだが、4軒中4軒が「空き無し」状態であった。そして空き待ちのリストもかなりいっぱいであるということ。空きがでるということは・・・まぁ入居者さんが入院をしなければならない場合、施設を移動する場合(もっと介助のある施設など)、そしてお亡くなりになった場合である。なので、いつ空きがでるかはわからないのである。

そんな感じで、今回の見学は全く初めて「高齢者住宅」を見に行くわけではなかった。しかし・・・結構違った!(笑)。

前回、妹と見学に回った所は、いわゆる「高齢者介護施設」だったらしい。今回ケアマネージャーさんが選んでくれたのは、「サービス付高齢者向け住宅」(サ高住)というものであった。

まだ自立して生活できる、または要支援・要介護の高齢者向けの住宅ということらしい。ちなみに24時間介護が必要となる場合だと、介護型サ高住、介護付き有料老人ホーム、グループホームという所になるらしい。

日にちはまたいだが、4軒のサ高住を見学することができた。4軒とも、今どきのアパートや賃貸マンションのようなおしゃれな建物で、部屋も大学生が一人暮らしできちゃうような感じである。どこの住居も個室で、ウォッシュレット付きのトイレはついている。お風呂や簡易キッチンが付いているところもある。お風呂はないけど、シャワーがついているというところもある。中には、夫婦で入居出来るところや、家族も泊まれるところもある。

ケアマネージャーさんもそれぞれの事務の方たちも、とりあえず申し込み書を出しておいたほうがいいです、という。実はケアマネージャーさんが問い合わせをして、アポを取ってくれた時点では空きがあったということだが、見学に行った時点で、3軒はすでに入居がきまってしまって空きがない状態だったのだ。私達はとりあえず4軒全てに申込書を出した。

今回見学したサ高住は、4軒ともそれぞれ全く違う・・・タイプ?であった。まぁどんな感じだったかというと・・・

1軒目は、病院が経営しているサ高住。隣接してデイサービスと24時間体制で介護ができる施設も経営している。お部屋も職員さんも良い人で、ここは妹の第1候補だった。建物も綺麗だし、事務局長さんが悪質高齢者住宅の手口(笑)、を教えてくれたりしたので、妹は「信用できる!」と、ここを第1候補にしたそうだ。入居者さんたちも食堂でくつろいでいたりと悪くはなかったのだが、私は所々に積まれた段ボール箱が気になってしまった。私はここを第3候補にした。

2軒目は、新興住宅地の中にあり、一見おしゃれなアパート。ここは母のマンションから車で10分ちょっとの距離である。事務局長さんと施設のケアマネージャーさんが館内を案内してくれた。わ~私が住んでもいい感じぃ~。部屋には簡易キッチンがあり、浴槽付きのお風呂場もある。バルコニーもあり、館内も整頓されいて、綺麗である。ここは妹も私も第2候補。

3軒目は、コロナが館内で発生してしまったために見学がドタキャンになり、妹と車で場所を確認するのと、外見だけでもと見に行った。そのあとコロナの規制が解除されてから、私だけ見学に行った。まずびっくりなのは・・・コンクリート張りのめっちゃ近代的な建物。青山通りにあっても違和感のない建物である。オーナーさんのこだわりで有名な一級建築士の設計により建てられたそうだ。いやいやどうみてもお爺さん、お婆さんが住んでいる建物には見えない。隣接してディサービスもあり、同じ敷地にある診療所の先生がこの施設のオーナーさんだということだ。中にはいると・・・中もコンクリート張り。部屋は・・・三角の間取り。どうやらこういう住居では食堂が憩いの場、イベント開催の場として使われるようだが、ここの食堂は細長い、ウナギの寝床みたいな感じである。実はここが唯一空きのある施設であった。なんだかわかる・・・高齢者には向いていない建物の作り。お洒落すぎるのである。このハイセンスな建物じゃ落ち着かないだろう(笑)。というわけで、妹も私もここは第4候補であった。

4軒目は、ホテルが立ち並ぶ観光地の近くで、海が見えるところにあるサ高住だ。実はここが経営するディサービスに父が通っていて、なんとなく良さそうなので、私からケアマネージャーさんに見学ができるか聞いてみたのだ。ここは夫婦で同じ部屋に入居することも、家族が来た時に宿泊もできるという。なにより食事が豪華!もちろん写真でみただけだが、器も料亭で使うような感じである。ここは私の第1候補であった。ただ・・・部屋数が少ないのと、やっぱり人気があるようで2年待ちだという。でもとりあえず、空き待ちのリストに加えてもらっておいた。

母の退院する日が・・・というより入居できる所が決まったら退院するという事になっていたので、妹と私は母の新しい住処を決めなければならない。空いているところは・・・妹と私が選ばなかった(第4候補)のコンクリート張りのサ高住だけだ。

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

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