炎上の危険もあるが・・・あえて書いてみる「うまみ調味料の件」

とタイトルで言ったところで、そんなに読んでくださる方がいない私のブログだが（苦笑）最近ビックリしたニュース？があったので、「一言物申す」をさせていただきたい。

それは「うまみ調味料」の件で、世間をちょっとざわつかせている、“料理研究家”の方の件である。

いやいや、料理を研究しているのならば「うまみ調味料」についてもっと知っていてほしい。

もちろん、昆布や魚、野菜や肉から丁寧に取った出汁やスープからの「うまみ調味料」だったら話は別なのだろうが、いわゆる「うまみ調味料」という言葉が使われる前の「化学調味料」、アメリカで言うと「MSG　（Monosodium Glutamate）」となると、ちょっと論議を起こしてしまうかもしれない。

このMSGはアメリカでも普通に手に入る。U.S. Food and Drug Administration （FDA）でも「一般的な使用目的では健康を害するものではない」とされている。しかし、1968年にすでに、このMSGは副作用引き起こすという研究結果が発表されている。

副作用の中で、もっとも多いのが頭痛である。続いて、吐き気、しびれ、発汗、動悸、眠気、めまいの症状があげられている。

まぁこのMSGは料理の際に使われる以外でも、食品加工の段階で使用されているので、知らず知らずのうちに体内に取り入れているし、MSGで死者が出たという話も聞いたことはない。

ただ、私見で言わせてもらうと、やはり「化学的」に作られたものであるので、自然な「うまみ」とは違う。チャッチャッチャと検索してみたが、要するにMSGを使う事によって、食材のうまみを引き出すのではなく、脳になんらかの刺激を与えて、「美味しい」と感じさせるらしい。

そうなると、副作用の中で一番多くあげられている「頭痛」がなるほど・・・と思えてしまう。だって脳を刺激する成分が入っているんでしょ？

アメリカの食品やレストランでは「No MSG」という表記をよくみかける。人体にさほど害がないとはいえ、やはりMSGが入っていない食品、食材を選ぶ傾向が強い。

まぁ「MSG」,「 化学調味料」、「うまみ調味料」が直接身体に害を与えるという断言的な研究結果はないし、エビや卵、ピーナッツやサバなど科学的に手を加えていないものにアレルギー反応がでてしまう人もたくさんいるわけだから、「うまみ調味料」の良し悪しは個人で判断してもらえればいいのではと思うが、やはり「料理研究家」と名乗り、多少なりとも世間に影響力を持つメディアに出ている方だったら、「言い方」をもう少し・・・なんていうの？賢く？・・・

まぁぶっちゃけて言っちゃえば、「言い方があるでしょ？」(笑)