家ではもう30年以上4つ足で毛だらけの子供達が家族としている。もちろん 長男のプリンス以外は全員保護犬である。長男プリンスは「子犬ただであげます」という地元の Money Saverという、売ります買います新聞で家の旦那くんが見つけた子。
今の子達（5男と次女）、パランとギンギンは只今3歳（正確に言うと、ギンギンはあと5日で3歳）。
子供達の話をすると、話題はつきないが、今回はちょっと心配していた事があって、色々調べたら大丈夫らしい・・・ということがわかったので、同じような心配をしているワンコのファミリーがいたらと思い、シェアします。
その心配していた事とは・・・パランのご飯の丸呑み。ご飯だけではなく、カミカミするチューイングガムやおやつのビスケットも全て丸呑み。
今までの子供達は、市販のドッグフードを「カリカリ」と音を立てながら、とても美味しそうに食べていた。そしてそれが普通だと思っていた。ギンギンもそうやって「カリカリ」を音を立てて食べる。おやつのビスケットも、本当に美味しそうに「カリカリ」と食べる。
そんな中、パランは超早食いで、（コイツ絶対に噛んでいないぞ）という食べ方で自分のご飯を平らげ、ギンギンのプレートを狙いに行く。
始めはギンギンのご飯を狙う為に早食いなのかと思っていた、そして早食いの為にドッグフードも噛まずに飲み込んでしまっているのだと思っていたが、よくよくパランの食べ方を見ていると「噛まない」。小さいビスケットも、ブルーベリーも。
大きいチューイングガムもササミジャーキーも、最初はカミカミしているのだが、残り10センチ位になると丸呑みしてしまう。
私は人間なので、とりあえずビックリして焦る！喉につっかえる！えっ？？消化しないんじゃない？みたいに。もう見ただけで、自分の胃が重くなりそうである。
そして検索オタクは調べてみた。
結果・・・ワンコは噛まないで食べるのが普通なんだってさ！え～じゃぁカリカリしていた子達はナゼ？となるが、まぁそれはそれでいいとしよう。
そしてパランが早食いでなのも、やはりワンコの習性で他のワンコに自分のご飯を取られないのと、早く食べて他のワンコのご飯も食べたい！ということらしい。（やっぱりギンギンのご飯を狙っていたのか・・・）
これは大型ワンコだけではなく、チワワやトイプードル、柴犬とワンコの種類を問わず共通している習性だということだ。
ワンコには「咀嚼」という噛んですりつぶす役割をする歯がないそうだ。といわれると「どんな歯？」って確認してみたくなる。
ん？普通じゃん、奥歯もあるし・・・あら？奥歯がとがっている？
そうワンコの歯は「引き裂く」事は出来るが、人間のように、すりつぶす機能を持つ平な奥歯はないのだ。知らなかった。
ワンコ達の歯は、もともと肉食動物であるために「肉を引き裂く」役割を持つ尖った歯なんだそうだ。更にワンコ達の胃袋は、引き裂いて飲み込んだ肉を消化できるように胃液がたくさん出るようになっているそうだ。
人間には「よく噛んで」食べるように言われる理由の一つに知られる、噛むことによって唾液の中に消化酵素のアミラーゼが分泌されて、炭水化物をでんぷん麦芽糖、ブドウ糖にと分解してくる作用がある。
「カミカミ」をしないワンコ達の唾液には、このアミラーゼが含まれいなく、「よく噛んで食べる」という事をしたとしても、まぁ咀嚼による消化作用はないようだ。ワンコ達は食べ物が胃に入ってから、胃液をガッツリ出して消化が始まるという事らしい。
なるほどぉ～、パランがご飯を丸呑みするのは心配しなくていいのね！と思ったのもつかの間・・・
パランのご先祖様達が食べていなかったものには、この「胃液をガッツリ」出していても消化しきれないものがあるらしい。
ジャーキー（乾燥肉）、チューイングガム、Toy・・・
えっ？ジャーキーも？だって乾燥肉じゃん？消化しにくいの？
確かにワンコ達が野生で狩りをしながら生きていた頃には、乾燥してジャーキー化するまで肉は残っていないだろう。・・・乾燥した肉もそれはそれで美味しいのだが（笑）。
っていうか・・・ぎゃぁ～パラン飲み込んじゃっているじゃん、ジャーキーやチューイングガムも。おまけにプラスチックやゴム製の「Toy」や「クッションの詰め物」まで食べちゃっているじゃん。
あっちゃぁ～、やっぱりダメなんじゃん！
もう大切な大切な子供達。人間の世界で人間と一緒に生活しているけど、彼らの生き方をしっかりと学んで気を付けて健康な犬生がおくれるようにしなくっちゃ！もう何年ワンコと暮らしているのよ？って自分に言いたくなるわ（苦笑）
あげたらあまりよろしくない物・・・（でもちょっとだけあげちゃう！）
消化できないであろう物・・・（笑いごとではないのだ）
心配は尽きぬ・・・（笑）
目覚まし時計のいらない朝 