今頃この話題?(笑) マスクの着用

コロナ禍の水際対策が緩和されて、去年の11月に急遽2週間ばかり帰国をした。

いやぁ、人生で初めてあんなに長い間マスクをつけていたのは(笑)。

アメリカでは、マスク着用の義務がとっくに解除されていたのと、マスク義務化の時にも建物の中に入る時位だった。

私のような昭和生まれの人間は、マスクと言えば布製のマスク。コロナ禍で日本政府が支給したアベノマスク、まさにあのガーゼのマスクであった。風邪をひいている子がマスクをして学校に行く。よく考えるとかなり不衛生(苦笑)。

子供だから青っ鼻ついちゃったり、給食食べた後とか、歯ブラシしないから自分の息でマスクが臭くなちゃったり。毎日取り替えたっていう記憶もない。

花粉症予防で日本人がマスクを着用することが定着してきたころには、私はもうアメリカの生活を始めていた。

数年前に帰国の飛行機の中で、観光でアメリカに遊びに来たのであろう人達がほとんど全員マスクを着用していたのを見た時には「えっ?何々、どうした?」と違和感を感じたくらいだった。

日本人にとって、マスクはもう違和感のない物になっているのであろう。人に菌をうつさないというより、自分を(花粉やほこりから)守るために着用しているので、「誰かのために」ではないから、反発心も湧かないのだろう。

これが、自発的な行動ではなく、半強制的に強いられると人々は反発する。

花粉症防止のためのマスクはOK。でもコロナでマスク着用を義務付けられると反発が起きる。

マスク着用が定着している日本でも反発が起きる位だから、マスクの習慣がないアメリカでは結構社会問題になった。

まずマスクを着用するということが、良くないという考えを持つ人が大勢いたこと。その理由は様々だが、コロナ感染の予防の為と言っても、マスク着用がどういう効果をもたらすのか証明しろとか、喘息や気管に疾患があるからマスクはできないとか、自分はコロナを信じないとか、人権の損害だとか、もう大変な事になってしまっていた。

コロナ予防の為にマスクを着用という御触れが出た当初は、マスクも着用の心地よさやデザインより菌が入らない材質が重視され、それらのマスクを着用することは、結構「苦」であった。

なぜ、マスク大国(笑)から学ばないのかと思うくらい、デザインも着け心地も悪かった。そしてなんといっても、そのマスクを着けているのが苦しいのだ。

今回の帰国で成田空港に降り立って先ずびっくりしたのが、全員、そう全員マスクをしているという事である。ただマスクをしているだけではない。正しくマスクを着用している。ちゃんと鼻まで覆っている。(アメリカ人、結構鼻が出ている人が多いです)というかマスクをしていない人がいない!そしてマスクもお洒落である。白・・・そしてやっと色物で黒が出てきたアメリカのマスクとは全然違う!

私はホテルに着いて、荷物を置くと一番最初にマスクを購入しに出かけた。そしてマスク売り場の前で立ちすくんでしまった・・・種類が多すぎる!全部買いたい!・・・そして買い物かごに色々なマスクを入れて、ふと冷静さを取り戻した。(こんなに要るか?)そうだ、私は2週間の滞在だ。またアメリカに戻ったらマスクなしの生活に戻れるのだ。

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

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