恐怖体験ー犬の喧嘩

今朝、とっても怖い体験をした。オバケとか拳銃と突き付けられたとかではないけど、あれは確かに恐怖体験だ。

最近の朝のワンコの散歩は旦那君が仕事をしているので、私一人で2匹のワンコ、パランとギンギンを連れて散歩にでる。今朝もいつもの通りに散歩に出かけた。

最初の曲がり角に差し掛かると植木や花の間に大きなワンコの姿が見えた。

Off Leash Park (ドッグランパーク)とかに行くと、それなりにワンコ間の挨拶をして上手に遊んでいるが、散歩のようにリードを着けて歩く時はどうやら彼らのDefense mechanism が働くのか、他のワンコとすれ違う時にはちょっと気を付けないとならない。

特にパランは背中の毛がさっさぁと立って穏やかな感じじゃなくなることがある。ギンギンに関しては2匹一緒に歩いていると気が大きくなるのか、「私達ママと散歩しているのよ」と言わんばかりの態度になる。

家の子は凶暴ではない(と思う)。友達がワンコを連れて遊びに来たり、ワンコがいるお家に遊びに行ったりしても上手に溶け込んで遊んでいる。縄張りを守ったりするようなしぐさは今までに見た事はない。

この子達は兄弟の中でいうと、5男と次女になる。私達もそれなりにワンコと暮らす生活の中で色々と学んできた。私達夫婦にとって彼らはかけがえのない子供達である。超親バカである。それでも常にどこかに「この子達はワンコだからなぁ」という事を忘れないようにしている。いつ彼らの犬としての本能からの行動がでるかもしれないと、ワンコであるという事は頭においているつもりだ。

それなので、ワンコ達の散歩でも気を抜かないで回りにも気を払いながら歩いている。

今朝も大きなワンコの姿が見えた時に(これはすれ違わない方がいいかな?)と思い、今来た道を引き返そうと・・・

ワンコは早い、私が大きなワンコを発見した時にはこの3匹はもう「誰かいる!」って匂いで分かっていたのだと思う。私が引き返そうとリードを短く持って歩き出そうとした時には、その大きなワンコの顔は家の子達の頭の上にあった。

えっ!この子のお家の人は!?逃亡犬!?

その大きなワンコは首輪もしていないし、全くのお一人様である。後ろから家族がついてきているのかと思いたいが、いや、お一人様である。

この3匹の間に漂う空気が穏やかではない事にすぐに気がついた。(ヤバイ)と思った瞬間

大きなワンコは私達の領域に完璧に入り込んでいた。

狂暴そうな犬のイラスト画像

空気がヤバイ・・・早くこの場を立ち去らなければ・・・とリードをグイグイとひっぱるが、パランもギンギンも戦闘モードに入ってしまっている。大きなワンコも私では止められないくらいの噛みついてやるモードになってしまっている。

早く、早くこのワンコから離れないと!とNo!No!と叫びながら家のワンコ達を引き離そうとするが、大きなワンコを止める人がいない。

うわぁ~!!!大きなワンコがパランの首に噛みつこうとした。思いっきりリードを私の方にひきつけたとたん私は思いっきり転んで、さらにパランとギンギンを引き付けるためにリードを引っ張りもう地面でゴロゴロ状態。悲鳴を上げてしまった。

もう駄目だ、パランが噛みつかれる!と思った時に向かいの家から私の悲鳴を聞いて女性が裸足ですっとんで助けに入ってくれた。私は心臓バクバクものである。

歩道でゴロゴロと転がっていた姿は恥ずかしいものであったが、もうそんなことかまっちゃいられない。助かって良かった。パランもギンギンも大きなワンコも無傷でよかった。

一度家に帰って、旦那君と助けてくれたお礼を言いに行った。その大きなワンコは最近近所に引っ越してきた人の犬らしい。でもどの家なのかは定かではないが、Dog Walkerがそのワンコを散歩に連れて行くのは知っているし、そのDog Walkerは知っているからって電話しておいてくれたらしい。

前にも家から脱走してしまって一緒に探しに言った事があったという。あまりFriendlyなワンコではないのよ、人にもあまり馴染まないみたいなのって言っていた。そういえば…あの大きなワンコは去勢していなかったなぁ。

私達は昔Off Leash Parkでトラウマとなった出来事があった。家のガンバ(4男)が行かなきゃいいのに近づいて行ってしまったワンコがたまたまPitbullで近づいた瞬間にガバっと顔を噛みつかれてしまったのである。

Pitbullのオーナーと家の旦那君が2匹を引き離そうとするが、ガンバの顔の半分にPitbullの顔がくっついたまま。もう完全に頬の肉はちぎられたな思ったが、不幸中の幸いでそのPitbullの歯はすべてたいらに削られていてガンバの顔に穴すら開かずにすんだ。しかしその時の様子は私達のトラウマになり、今では過保護に守ってしまっている。

ワンコはワンコ同志の交友を深めた方がいいのはわかるが、どうしても過保護に守りの体制になってしまうのである。Off Leash Parkでもなるべく他のワンコが居ないであろう時間帯に行ったり、遠くにワンコの姿がみえれば、すれ違わないように、道路を渡ったり。こういう私達の心配はきっとワンコに伝わっちゃっていると思う。でもやっぱり自分の子がアタックされてしまった姿をみてしまうと、守りの体制に入ってしまう。

あ~怖かった。でもって今気がついたら右半身と右足の甲が痛い。このご時世何が起きるかわからないので、ペッパースプレーは常に持っているが、あれだと自分のワンコにもかかってしまう。

犬の喧嘩の止め方をGoogleで検索してみたら、確かに今朝の状況は「喧嘩」の態勢だったようだ。そして止め方としては水をかける、毛布のような物をかけ視界を遮る、大きな音を出す、とあった。これからは水を持って歩こう。そしてタオルを持って行こう。 ん?でも大きな音は出したんだよなぁ (悲鳴をあげて叫んだ私・・・)

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

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