高校や大学を卒業して、就職して、仕事を覚えて、社内や取引先にも顔を知られ、働き盛りを迎え・・・ってこれね、2次関数のグラフ、放物線a<0の上に凸の右肩あがりの時なんだと思う。
きっと働き盛りを過ぎちゃうとだんだん気持ちも仕事のリズムも下降しちゃうみたいな感じで、働こう!という士気が薄くなってきちゃったり、周りからもなんだか優しい目でみられるようになってきたり・・・ そして何よりこの放物線が左下がりになり始めたころから男性でも女性でも更年期という身体、情緒に変化がでる時期が始まる年齢に達してしまうのである。
更年期については別のブログでシリーズにして(笑)書いているが、この頃から体系や容姿が「老け」てきたり、ホルモンのバランスが変わっていくこの時期に情緒が不安定になり「鬱」になってしまったり「倦怠感」を覚えたりと自分の中の歯車がギシギシを音を立て始めてしまうのである。
この2次関数のグラフのカーブが急であればあるほど、私は「定年」を上手に受け入れられないのではないかなぁと思う。右肩あがりがグングンのびていると頂点に達した時になんだ?なんだ?どうした?と思っている間もなく、急にストーンと何もなくなっちゃう。
このグラフがなだらかであればあるほど下り坂のショックは少ないと思う。
こうやって働き盛りグラフを一生のグラフで例えると、私はもう後半のなだらかな所に居たのだと思う。更に3度目の「仕事や~めた」の時に関してだけみると、超なだらかなカーブが描かれていたのではないかと思う。
しかし、家族を持っていたり、それこそ日本で働いている人たちは私のように「仕事辞めて、定年生活に挑戦したみたぁ~。1回目2回目はダメだったぁ~」なんて無責任な事はできないし、再就職もある程度年齢がいくと難しい日本である。
ではどうやったら坂道を上手に降りていけるのだろう?