家を買うまでの手続き(2)

うちはお金持ちでも良い所お家の出でもなんでもない、普通のカップルである。しかし旦那君の趣味が高じて昔からまぁ購入できる範囲の値段の不動産だけど、ちょっちょっと購入したりして、小資産を作ってきた(笑)。なので家やコンドの購入は初めてではない。だが固定資産があっても現金はない、ない!ない!!!!ないのよ(笑)。

なので今回も住宅ローンを組む。とりあえず、Prequalified Letterはもらっている。これはざっくりの収入とCredit Scoreからローン会社(または銀行)が出した、(取り合えず、この上限のローン金額が組めます)という書類だ。

んじゃどうやってそのPrequalifed Letter もらうかというと・・・

まずは自分のお財布を確認。どれくらいの頭金を出せるか銀行の預金と箪笥の隅をつつきながら出せる金額を確認する。

なじみの銀行でもいいし、住宅ローンの会社でもいいし、インターネットで検索して出てきた住宅ローンの会社でもいいし、そこでどのような住宅ローンの種類があるか調べる。

住宅ローンといっても、色々な種類や金利にも幅がある。どれが自分たちの支払い能力にあうか、申し込みをする前に少し知識をつけておく事を勧める。例えば金利に関しては、最初の5年間は利息だけの支払いで元金の返済はないというローン(これは最初の5年の月々の支払額が比較的低いが期限を過ぎると元金の返済が加えられ、月々の返済額も上がる。だから5年以内にローンを支払い終えられる予定がある場合は良いかもしれない。)

初めて住宅を購入する人には、州、群、によっては(First Home Buyer Program)というのがあり、Workshop(講習)を受けると頭金なしのローンが組めるというProgramがある。

ローンも15年、30年と色々ある。

まぁ私としては金利の低いローン、そしてその金利が変動制ではなく、固定であるローンが望ましいと思う。

ローンによっては Prepayment Penalty というのがある。これはローン会社が定めた期間より前にローンを返済した場合に起きるPenaltyである。これはローン会社が元が取れる前にお客さんが全額返済してしまうのを防ぐ策だと私は思っている。どれくらいのPenaltyが加算されるかというと、ローンの残金の平均して2%(それ以上の場合もあるが、こういうのは説明があるはずであるので聞き逃さないように!)がPenaltyとして請求される。

ローンの申請を出す前にしっかりとローンの種類やその特徴、手数料、早期返済のPenaltyの有無を把握しておく事を勧めます!

Loan Officerは説明する義務が法律で定められているので説明はしてくれるけど、何を言われているのかわからないと意味がないし、何を知っておくべきか自分でわかっていないとあとで「えっ?何この手数料!?」とか「知らなかった・・・」とかになってしまうので、自分でしっかりと予習をしておくことを勧めます。

今ではInternetという超便利なToolがあるのでGoogleで検索して家を買う時に必要な事、Loan Officerに質問したいことを予め用意しておくのもいいことです。

ここで一つ大事な事!

銀行や住宅ローンの会社、Internetのローンの申し込み等、色々な形でローンは申請できるが、一度申し込み書を申請してしまうと自分のCredit Historyというのをローン会社が調べていいという事に同意してしまうことになる(Credit Reportっていうやつです。)

Credit Historyとは返済能力とクレジットカードや車のローン、Student Loan、水道代、電気代、通信費、交通違反のチケットの支払いの滞納等、過去の返済の状況がすべてわかり、Credit Scoreというスコアになって現れるものである。

日本だとお金を借りていない方がローンの審査に通りそうなものだが、アメリカは返済能力がありとちゃんと期日に返済し、滞納癖がないかということがとても大事なポイントになってくる。

ここで注意しないといけない大切な事がある。それはローン申請を何件ものローン会社(銀行)に出してしまうと、それぞれの会社でこのCredit Historyの審査をすることになり、この問い合わせがCredit Scoreをさげてしまうのである。

例えばCredit Scoreが801だったのに銀行で申請した後に、インターネットのローン会社の方が金利が低く、手数料も安いからインターネットからもローンの申請をした場合、2回目のCredit Reportのスコアは801ではない事が多々ある。Credit Reportが出される度に、このScoreが30ポイントもしくわそれ以上下がってしまうのだ。

そしてこのScoreを修復するには3か月位かかってしまう。

また過去にCredit Cardの返済を滞納してしまったり、色々なCredit Cardにまだ返済残高が残っている場合もScoreにはマイナスな影響がでる。

Credit Score が低いと同じローン額でも金利も高くなる。なので自分のCredit Score を予め把握しておく事も必要である。

Prequalified Letterはローンを仮申請した時に貰える。でもローン会社をまだ決めかねていない場合やいくら位のローンが組めるかを知りたいだけの時はCredit Report (Credit History)はまだ取らないでほしいという事をLoan Officerに話した方がいい。

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

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