えっ?えっ?えっ?っていう間に多分夜になり、日本人女子3人はK-martで購入したシーツセット、枕、毛布で「こういう事なのね、何もないわけね」とそれぞれのベッドメイキングをしてそのまま寝たんだと思う。
翌朝、シュッシュッシュシャァァァァ~という音とどぶの水のようななんとも言えない悪臭で目が覚めた。
シュッシュッシュシャァァァァ~の原因は窓の外を見て直ぐに分かった。スプリンクラーだった。毎年夏になると水不足になり節水をすることが当たり前な日本しか知らない私は豪快に噴射される水に「さすがアメリカ・・・スケール違うわ!」と感動すらした。

しかし・・・この悪臭。私はだれかがトイレを流していないのではないか?トイレが詰まっているのではないか?と寮のすべてのトイレを調べた。でも匂いの原因はトイレではなかった、というかこの建物からではないようだ。
なんなんだ、この悪臭。昨日こんな匂いしていたか?この悪臭はその日だけではなかった。毎日朝は臭い。とにかく臭い。
しばらくしてからこの匂いの原因が解った。これは川沿いにある製紙工場がパルプをプロセスするときに発する匂いだそうだ。地元ではこの製紙工場に勤める人も多く、市を支える大事な産業である。この悪臭はお金の匂い(Smell of Money)だそうだ。

さてここで私達は大変な事に気がつく。昨日マイクロバスで空港から寮に連れてきてもらったが、街の地図もないし、どこに何があるのかもわからない。なんていっても昨日の機内食以来何も食べていない。
大学の敷地内に売店や食堂くらいあるだろうと構内を探索してみた。まず・・・人が居ない。夏休みだから学生も居ない。え~そうなの?学生が居ないからカフェテリアも閉まっている。売店もない。
大学の敷地をでてみる。住宅街だ。コンビニもない。陸の孤島か!?
この時こそ飛行機で配られるスナックとピーナツを持って帰ってきてよかったと思った事はない。でもそれだけでは足りない。
そうだ!自動販売機が寮にあった!そこでお腹にたまりそうなGrandma’s Cookieと、日本ではめったに飲まない炭酸のジュース(それしか売っていない)を買い取りあえず飢えをしのいだ。
Lucy!そうだLucyに助けを求めよう!と私達はLucyが現れるのを待った。すると来たぁ~!Lucyが現れた。誰がどうやって彼女に話したのかわからないが、彼女は私達を自分の車に乗せ、Burger Kingに連れて行ってくれた。
だが・・・注文の仕方がわからない。どうやって注文したのだろうかも覚えていない。でも私達3人はハンバーガーを買う事ができた!ありがとうLucy!
私達は車の中から外の景色をみて、道を覚えることに勤めた。誰も車を持っていない、この街にはバスも走っていない。車だと寮から5分位に感じられた。Burger King の近くにはAlbertsonという大きな食料品のスーパーもあった。

歩こうと思えば歩ける距離だ。とその時私達は思った・・・