もともと料理は好きであるが、日本に居たら買うのが当たり前みたいな物も手に入らないか、超お高いかなので自分で作る。
今回はイクラ。
アイダホに住む義理の母が、毎年地元のネイティブアメリカンから鮭を買って分けてくれる。ネイティブアメリカンの人達は彼らだけに釣りの許可がある川で釣りが出来る。誰とでもすぐに仲良くなってしまう義理の母はどうやらネイティブアメリカンのお友達もいるようで「電話すると持って来てくれるわよ」っていうくらいどうやらお得意様のようだ(笑)私たちの分も買って冷凍しておいてくれている。
ある年に彼らは鮭の卵も売っているのか?と聞いたところ、これでもかっ!というくらい卵も一緒に買っておいてくれるようになった(なってしまった)。
私たちは二人暮らしなのに、毎年多すぎでしょう!という量の冷凍鮭(時には鱒)と卵を毎年分けてもらう。
今回はこの贅沢すぎる量の卵をイクラ漬けにします。実はこの倍あるんですが、まずはジップロックバッグ一袋分を自然解凍させました。

つけ汁も作って冷やしておきます。
つけ汁は酒7みりん3、出汁7醤油3の割合で作ってみました。毎年違うレシピでつけ汁を作っていますが、醤油が多いと黒くなりすぎてしまうし、すくないと生臭さが残ってしまうので、味見をしてちょっと濃い位がいいなぁと思います。(このレシピは後でイクラに塩をふるので塩は入れていません)私の場合は筋子の量が多いので分量は割合で筋子の量に応じて作っています。

つけ汁は一度沸騰させてから常温で粗熱を取ってから冷蔵庫でひやしました。
さてこれからが大仕事です!(なにせ量が多いから)
まずはキッチンを片付けて、筋子の筋を捨てる袋も用意して、料理用の使い捨て手袋を着ける事はもう断然お勧めします!(取り換え用も用意してちょ!)
筋子/イクラは美味しいけれど、どうも少しでもどこかにへばりついちゃうと3ⅿ位離れたところからでも匂いが・・・なので卵、筋を飛び散らかさないように、飛び散ってもすぐにキッチンペーパー等で拭けるようにしておくとよいと思います。
お湯を用意します。70度がいいそうです。熱すぎると卵が固くなってしまうし、温度が低すぎると筋から卵がほぐれません。
大き目のボールに70度位の温度のお湯をたっぷり入れます。そこへ筋子の真ん中に指を突っ込んで、大胆にパッカっと割って入れて、皮から卵をほぐすように外していきます。この時点で「あ~手袋していて良かった!」と思います。
色々な方のビデオのように綺麗にほぐれていかなくても大丈夫だということは経験からわかりました!とにかく固まった卵をほぐしていきます。筋はピロピロ~ンとはとれず、べったりと手袋についていきます(笑)ボールのお湯も濁ってきて、どれくらいほぐれているか見えない状態になります。
私はこの時点で手袋を一旦捨てます。もう手袋はペタペタ状態です。
そしてお湯も捨てます。これから水をジャンジャン使います。
水道水を細く流しながらボールの中の卵に手の平でフタをするみたいにしてグルグルまわしながら卵を磨いていきます。卵についている白いのがとれて浮いてきて、ボールから流れ出てくるように水が綺麗になるまでずっとグルグル、グルグル。
この作業をしているとイクラ漬けが高い理由がわかります(笑)根気よくグルグルしながら卵を磨いていくと、キラキラなイクラが出来ます!

ピカピカのイクラに塩をふって、冷蔵庫に30分位いれておきます。
30分塩をふって寝かしたイクラにつけ汁を加えて2~3日漬け込みます。(塩は洗わないでOK)

私は一回に使える量に分けて、冷凍保存しておきます。

イクラたっぷりのW卵丼!

良かったらお試しください。