運命の子パランとギンギン(その1)

我が家には常に2匹のワンコが居る。我が家のワンコの歴史についてはおいおいまたブログで紹介していきたいと、っていうかぜったいにブログに登場していくけど、今回は我が家の六男パラン君。

2020年11月26日にパランはギンギンと家に来た。実は2019年11月26日に五男のガンバが虹の橋を走ってパラダイスに行ってしまった日。その一年後にパランとギンギンは我が家に来た。

四男のチャビはガンバがパラダイスに行ってしまった翌年の4月に余命2週間といわれてから頑張って3年以上も超精いっぱいに生きた犬生を終えて、パラダイスで待っているガンバそして大好きなお兄ちゃんの五右衛門の元に行ってしまった。

半年も経たないうちにバタバタとかけがえのない我が子達を失い、我が家は私達が出会って初めてワンコの居ない生活を迎えた。ずっとずっと一人(世間では一匹ともいう)が虹の橋を渡っても、もう一人が私達のそばに居て、そして次に家に来るべき子が送られてくる。そうやってなんだかんだといつも日本足の私達二人の生活には必ず4つ足の毛深い子がいた。

それが私達だけになっちゃったのよ。こんなに悲しい事はなかった、こんなに辛い事はなかった。そうか二人をこうやって失ってしまう事があるんだ・・・そして4つ足の子供達が居ない生活。寂しいというより失う事が怖くなった。いままでに感じた事がなかった感情だ。もう駄目だ、こんなのは辛すぎる・・・もうワンコを迎える事ができないんじゃないかと思っていた。だから旦那君に言った。「さすがにもう辛すぎて、こんな辛い思いはもうしたくない。」

旦那君は「いっぱい家族を必要としているワンコ達がいる、一度に2匹しか受け入れられないけど、でもその2匹は世界で一番幸せなワンコになれる。だから家にくるべき子を迎えよう」

我が家の子供達は長男プリンス以外は保護犬。プリンスは子犬あげますという地元の新聞の掲示板でみつけた子。

でも世界はパンデミックに陥っていた。感染原因も感染ルートも治療法も薬もなく、世界が手探りで出口を見つけている。取りあえずすべてシャットダウン。当然保護犬のセンターやボランティアのグループも通常のようには運営していない。さらに在宅勤務になり今まで犬と一緒にいられる時間がとれないからと諦めていた人たちがドバーっと保護犬の里親に名乗り出て、パンデミックでの現場の人手不足に加え保護犬も不足するという事態が起こってしまっていた。里親の申し込み書を送っても待てど暮らせど返事がこない。やっと連絡がとれた保護犬のボランティアグループも他の街や市からの人は現在受け付けていませんとの事。

こんなにワンコに会えるのが難航するとは思ってもみなかった。でもきっと出会える、出会うべき子がどこかで待っている。そう信じてワンコを探しつづけた。そしてついにその日がなんともガンバの初めての命日にやってきた。

投稿者: love4legkids

渡米なんて憧れの世界だと、なぜかずっと思っていた。でも来ちゃった!スーツケース1つで渡米した私は今や日本にいた年月を越しワンコと旦那君と、カナダとの国境とメキシコの国境を季節のおいしいどころ取りで生活している元気なオバチャンです。

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